
2025.12.12 (Fri)
書棚・本箱
杉材。
たすかーたそるて 家具のヤマカワがつかっているスライド書棚の杉材。
というより杉材のこと。
杉は日本全国でとれるが、地域によって特徴が違うように思います。
ことばと一緒かな?関西弁と標準語、末尾にじゃろ?ていう府中の木工所の社長。
京都の北山杉は細く、節が山盛りあって、府内産の杉は北山杉とちがい太くなるが、節はあって、
吉野杉はめちゃくちゃ幅広や、色が濃くなるものもあって、たすかーたそるての杉は現在、岐阜産
節は無く色は白い。
共通していえるのは、杉は針葉樹(背が高く伸びる木)でやわらかい。爪をたてて、スーッと引くと傷がつく。正直テーブルや椅子には、むかない。今もあるが圧縮杉の家具は堅くはなるが、表面はプリントのようになり、小口は堅くならずやわらかい。
正直、プロ的には杉を椅子やテーブルに使うのは、傷がつく前提で売らないといけないと思う。
京都府内産事業で 杉を使った家具を公共施設にみたいな事業、今もあるのかな?の家具は、やせて、反って、すかすかになっている。一般募集をしてよくわからん建築屋的なんが家具を作るから。そもそも杉はやせるから。
ただ、いろいろ杉の特性や使い勝手を考えると、杉を本棚にしたのは、たすかーたそるて的に画期的で、杉の背が高くなるといった特性や軽いといった特性を活かしたすぐれた本棚。
我ながら素晴らしいと思っている。
軽くないとスライドできないし。本で傷がつくこともないし、結露もプリント版と違ってできにくい。木が呼吸をしている。
で丈夫に作っています。
杉の有効活用。森を守る事業は、たすかーたそるてのスライド書棚にかかっている。(笑)。
経年変化した木の色は、文庫の背表紙を外した感じでレトロ感が美しいです。
岐阜の杉は節もなくきれいです。
本日より国立で本棚を展示、みていただけます。
来年は2026年の1回目の国立は1月23日より3日間見ていただけます。