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【ウインドウトリートメント】ブラインド(縦型・横型)の種類について

【ウインドウトリートメント】ブラインド(縦型・横型)の種類について

ウィンドウトリートメントとしてカーテンの次によく知られているのがブラインドです。
羽根の角度を調節したり開閉することにより、太陽の日射を自在にコントロールできるように考案されており、羽根の向きによって「縦型」と「横型」に大きく分類されています。
最近では多色展開や素材の多様化などファッション性も高く、一般住宅への普及も急速に進んでいます。

今回は、ブラインドの種類について詳しく解説いたします!

横型ブラインド(ベネシャンブラインド)とは


横型ブラインドは、今日普及しているブラインドの中では最も代表的なタイプで、その名の通り横方向にスラット(羽根)が取り付けられています。

イタリアのベネチアで誕生したことから「ベネシャンブラインド」とも呼ばれています。

横型ブラインドの種類

操作方法別

スラットの昇降や角度調整などメーカー独自の操作方法別に、5種類のタイプがあります。

①コードタイプ
②操作棒タイプ
③ポールタイプ
④ギアタイプ
⑤電動タイプ

①~③は、一般住宅から業務用まで幅広く使用されています。
④⑤は業務用の他、一般住宅でも大型窓や天窓・高窓に有効です。

スラット幅別

15mm/18mm/25mm/35mm/50mm等があり、一般的には「15mm」と「25mm」が多く出回っています。

スラットの素材別

アルミニウム/プラスチック/木などいろいろあります。
一般的には アルミニウムに樹脂の焼付け塗装を施したものが多く用いられていますが、インテリア性の高い木製スラットにも人気が集まっています。

MEMO

※連窓で取り付ける場合、一つの窓に2台以上取り付ける場合は、隣りどおしが触れ合わないよう1cm程度の隙間が必要です。

縦型ブラインド (バーチカルブラインド)とは


縦型ブラインドとは、縦方向に吊るしたルーバー(羽根・横型の「スラット」に相当るもの)の開閉と角度調整によって、光量を自由に調整するスタイルのブラインドです。

羽根が窓と垂直(バーチカル)に交わっていることから、「バーチカルブラインド」とも呼ばれています。

縦型ブラインドの種類

操作方法別

ルーバーの開閉や角度調整などの操作方法別に4種類に分かれます。

①コードタイプ
②操作棒タイプ
③ギアタイプ
④電動タイプ

①②は開閉操作が速く、一般住宅から業務用まで広く使用されています。
③④は主に業務用、特に大型窓に有効です。

ルーバー幅別

ルーバーの幅は、50mm/75mm/80mm/90mm/100mm/127mm が主なサイズとなっています。
一般住宅には80mm、100mmが多く使われています。

ルーバーの素材別

縦型のブラインドは、ポリエステルやレーヨンなどの布製や、レース・ウッドなどの素材で作られていることが多いです。
布製のものは家庭用として、風にゆらゆらとなびく素材感を楽しむことができます。
一方オフィスユースに向けた素材としては、かっちりとしたグラスファイバーやアルミ製のルーバーが主に使用されます。

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