2022.12.6 (Tue)
オーダー家具
中京区へフルオーダーの大型収納を納品しました
今年の2月末にフルオーダーの大型収納を納品しました。
(こちらの黒い服の人は弊社社長です)
初めてお目にかかりましたのはは2021年10月末。
とても華やかなムードを纏った女性お二方の御来店でございました🌸
収納をお考えとのこと、
家具そのもの。と、ゆうよりは「家具の仕様意匠」を中心に見ておられ、
珍しい見かたをなさるな~~♪なんて興味津々にお伺いしますと、
「大きい収納をね、いま考えてまして」とのこと。
大きいといってもご自宅だと大きくてもおおよそ横幅3Mほどなのかな?と、お話をききますと職場の収納を家具をもう十数年使用しているので買い替えたいとのご相談でした。
現在は、収納が足らない部分を間に合わせでお使いでらっしゃるので全てのツラを合わせて横幅4Mで何か提案いただけないかとのご相談でございました(^^)
設置場所であるお客様のお仕事場はお近くでしたので後日確認へお邪魔しました。
■収納品の確認
■ 量
■引き続きお使いになられる家具の寸法/樹種/仕上げ
■コンセントの位置
■スイッチプレートまでを幅のMAXとして横幅はどれくらいとれるか
■高さはどのくらいとれるか
■奥行きは何処に合わせるか
■巾木
■現存の家具の仕様(解体するのにどう組み立ててあるかの確認を引き戸を開けて潜り込んで見せていただきました)
■搬入経路
現場で確認してきた点を踏まえ、出来るだけ早めにいくつかのパターンを考え、
考えがまとまった時点で次のアポイントを確認し、
お客様が分かりやすい様に情報資料を多めにまとめお邪魔しました🌸(*^^*)
ブログを書くにあたって いっぱい描いた絵を探しているうちに色々と記憶が鮮明になってきましたよ👀☆彡
昔にお造りになられた大型収納は、未だ現役で使える感じではありましたが、
十数年ご使用ではらっしゃるので仕方ない点もありますが、
貼り合わせているところの浮きや、プリント化粧板の劣化も目立ってはおりましたが、比較的キレイにお使いでした。
棚板のたわみ等を、御仏師のみなさんが添え木をして工夫したりと、
みなさんの色んな温度を現場で感じながらお使いの家具を確認していました(*^v^*)
木口にモールディングを施していたり、側面を化粧で仕上げたり、扉も飾り溝を入れておられたり。
色々考えてお造りになったんだな~~🌸と、
ご依頼くださった方と3人で色々お話ながら、長年、傍で活躍した家具へ想いを寄せた会話でございました🌸
そして、改めてヒアリングをし、ご提案を重ね、
最終決定しましたのはこちらの全体図でございます。
幅4140
奥行き530
高さ2300
家具の本数諸々含めて=7本つくり
この度、製作のパートナーとしてお願いしましたのはいつもお世話になっております広島県府中市の松井木工さん。
製作前に松井社長にCAD図面をあげていただき、いくつかの点を精査して懸念点を全てクリアし、
年末年始をはさみ製作すること、御注文から約3ヶ月弱。
京都へ送っていただく前にわたくし松井木工さんへ図面を持って行ってきました🚄✨
この日は生憎、松井社長は出張でご不在でしたがベテランの方々の松井木工さんなのでわたくしの質問程度なら全く問題なく直ぐにご対応くださいました(*^^*)
工場に入ってすぐのところに、わたくしにとって愛しい家具がどーんと待っておりました🌸(≧∇≦)
9割方出来上がっておりました。
可動の棚板は重量のある大型本を支えるのに、横幅を400位にして厚みを30とり、
木口には飾り溝をいれてガラスの向こうのほんの僅かな印象ですが、オーダー家具のムードを盛り上げるのに弊社のオリジナル木口面を無垢材でまわして採用しています(´∀`)∩
棚柱を上下いっぱい通していますので棚板の厚みで可動できます。
扉がふわふわと遊ばない様にパーツを埋め込み、チェックを入れて下さっています。
色々写真を撮っていますが、カシャカシャと撮影音がしない小さな音の設定で邪魔にならないように<(_ _)>
こちらは背面。裏残(うらざん)を入れるまえ。
キレイですよね👀
本日は写真多めで載せております。
最後に乾燥まちの棚板です (o´∀`o)ノ♪
(正面にくる面には無垢材を20ほど通しています)
正面から硬いモノが当たっても、これでちょっとやそっとじゃ地は見えませんよ!(≧∇≦)
本日はここまで。
次回は納品日のご案内を!
ありがとうございました!